パキスタン インダス川 タウンサ堰 納入事例

概要

 タウンサ堰は、パンジャブ州南西部に位置し、インダス川両岸の約110万ha(主に綿花、小麦、水稲、果樹を作付け)を灌漑するために1958年に建設されたインダス川本流を全面的にせき止める全幅約1,300mの超大規模の堰です。

 ゲートおよび付帯施設の老朽化による著しい漏水(灌漑水路流量の約 50%相当)のほか、ゲート操作装置の不具合により増水時の円滑な放水操作ができずに堤防決壊を招く事態が発生していました。

 このような状況の下、日本政府の無償資金協力によりタウンサ堰ゲートおよびゲート開閉器等の改修工事が実施されました。

 結果、ゲート開閉がスムーズとなり増水時の周辺堤防の崩壊・堰自体の崩壊の危険性が軽減されるとともに、取水量が確保され、周辺地域により安定した灌漑用水が供給されることとなりました。

 弊社では、当該プロジェクトにおいて、スタンド式ゲート開度計29機を設計・製造し、納入しました。

実績

プロジェクト名 タウンサ堰水門改修工事
出荷年月 2006年1月
出荷項目 スタンド式ゲート開度計 ST2100 数量 29機

タウンサ堰外観

現地衛星写真

出荷前のST2100